●フロントウィンド用 サンシールド


   



道路運送車両法 保安基準検査要項解説

道路運送車両法の保安基準詳解や検査実施要領の文面だけでは、基本的な解釈はできても、詳細内容は検査員の主観による事が多く、車検時等に於いて度々不本意な扱いをされてきたように思います。この度、国土交通省 自動車交通局検査企画室、及び独立行政法人 本部業務課に詳細解説を求め、具体的なご指示を頂きましたので、取り付け作業時の測定基準としていただきますよう、お願い致します。

グラデーションサンシールドに係る条項の解説


1 サンシールドの施工範囲
前面ガラスの上縁であって、車両中心線と平行な鉛直面上のガラス開口部(ウェザ・ストリップ、モール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分を除く。)の実長の20パーセント以内の範囲。

2 サンシールド透過率
貼り付けられ、又は塗装された状態において、透明であり※1かつ、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲※2に係る部分における可視光線の透過率が70パーセント以上であることが確保できるもの。

※1 透明であり……実長の20パーセント以内の範囲に於いて、他の自動車、交通信号機、歩行者等が確認できるもの。
※2 運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲……実長の20パーセント以外の範囲を示す。


サンシールドの保安基準計測方法

1 計測条件
・フロントガラス外側にて計測します。
ガラスの計測位置に対し直角に計測します。

2 測定範囲
・ガラス取り付け角度に関係なく、ガラス単体にて計測して下さい。
ガラス開口部(ウェザ・ストリップ、モール等と異なる部分及びマスキングが施されている部分を除く。)
  において、車両中心線と平行な鉛直面上にて計測します。(図1参照)

※注意
目の錯覚により、ガラス左右部分に平行に測定しますと、寸法に誤差が出るため、基準値が変わってきます。
  必ず車両中心線に沿って平行に測定して下さい。
鉛直面上のどの部分に於いても実長の20パーセント以内の範囲が保安基準値となります。(図2参照)
開口部にドットマトリックスが有る場合は、ドットマトリックスの外側を計測して下さい。(図3参照)
また、開口部上部に網状のセラミックがある場合は左右の線を延長して計測します。(図4参照)



鉛直面上のどの部分に於いても実長の20パーセント以内の範囲内が保安基準値となります。
※開口部にドットマトリックスが有る場合は、ドットマトリックスの外側を計測して下さい。(図2参照)また、開口部上部に網状のセラミックがある場合は左右の線を延長して計測します。(図3参照)


3 透過率
目視にて以下のものを確認できることが必要です。
・他の自動車
・歩行者等
・交通信号機

平成19年9月11日 国土交通省 自動車交通局検査企画室より指示を頂き作成してあります。
平成19年10月17日 自動車検査独立法人 本部業務課にて測定について指示を頂いております。



保安基準詳解/検査実施要領 原文

道路運送車両の保安基準詳解 第29条(窓ガラス)
3 自動車(被けん引自動車を除く。)の前面ガラス及び側面ガラス(運転席より後方の部分を除く。)は、次の基準に適合するものでなければならない。
(1) 透明で、運転者の視野を妨げるようなひずみのないものであること。
(2) 運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70パーセント以上のものであること。

4 前項に規定する窓ガラスには、次に掲げるもの以外のものがはり付けられ、又は塗装されていてはならない。
(1) 整備命令標章
(1)-2 臨時検査合格標章
(2) 検査標章
(3) 自動車損害賠償保障法 (昭和30年法律第94号)第9条の2第1項 (同法第9条の4において準用する場合を含む。)又は第10条の2第1項の保険標章、共済標章又は保険・共済除外標章
(4) 道路交通法第51条第3項又は第63条第4項の標章
(5) 削除
(6) 前各号に掲げるもののほか、運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定めるもの
(7) 前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの


検査実施要領 3-19 (窓ガラス)
3-19-6 
保安基準第29条第4項第6号の「運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲」とは、次の各号に掲げる範囲(保安基準第44条第2項及び第3項の後写鏡並びに第5項の鏡その他の装置を確認するために必要な範囲並びに同項ただし書きの自動車の窓ガラスのうち同項の表下欄に掲げる障害物を確認するために必要な範囲を除く。)以外の範囲をいう。
(1) 前面ガラスの上縁であって、車両中心線と平行な鉛直面上のガラス開口部(ウェザ・ストリップ、モール等と重なる部分及びマスキングが施されている部分を除く。)の実長の20パーセント以内の範囲
(2) 側面ガラスであって、自動車の側面に設けられた扉等より上方に設けられた窓ガラスの範囲
(3) 側面ガラスであって、自動車の側面に設けられた扉等の下部に設けられた窓ガラスの範囲
(4) (3)に掲げるもののほか、乗車定員11人以上の自動車及びその形状が乗車定員11人以上の自動車の形状に類する自動車の側面に設けられた扉の窓ガラスのうち、運転者席の座面を含む水平面より下方の範囲

3-19-7 
前面ガラス及び側面ガラス(運転者席より後方の部分を除く。)のうち運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線透過率が、着色フィルム等がはり付けられ、又は塗装されたことにより、70パーセントを下回るおそれがあると認められたときは、可視光線透過率測定器を用いて可視光線透過率を計測するものとする。 ただし可視光線透過率が70パーセントを下回ることが明らかである場合には、この限りではない。

3-19-8 
窓ガラスにはり付けられ、又は塗装された状態において、運転者が次の各号に掲げるものを確認できるものは、保安基準第29条第4項第6号の「透明であり」とされるものとする。
(1) 運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分にあっては、他の自動車、歩行者等
(2) 3-19-6(1)及び(2)にあっては、交通信号機
(3) 3-19-6(3)及び(4)にあっては、歩行者等





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